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外国為替レートの見方や仕組みについて


外国為替証拠金取引(FX)を行うにあたって、先ず為替レートの表示の見方を知っておく必要があります。新聞でもTVニュースでも「1ドル=110円10銭~20銭」などの為替表示を見ます。これはどういう意味でしょうか。


今日の為替取り引きで一番の円高が110円10銭、円安が20銭と誤解している人はないでしょうか。これは売値と買値を示しているのです。個人がドルを買う時が110円20銭(銀行などプライスを提示する側からみれば売値。





アスクまたはオファーという)、ドルを売る時が110円10銭(プライスを提示する側からみれば買値。ビッドという)となります。個人はすぐに売買するとしたら10銭損するわけです。


このオファーとビッドの差を「スプレッド」といいます。FX取引をするときはスプレッドの幅が出来るだけ小さい会社を選ぶのも選択肢の一つです。スプレッドはFX業者のマージンのようなものです。スプレッドは個人投資家から見れば売買コストになります。


外国為替取引は何処で行うのでしょうか。ビルの中に市場があるわけではなく、電話やコンピューターで24時間繋がったバーチャルなネットワークが外国為替市場を構成しています。この市場への参加者は、銀行・保険などの機関投資家、日銀など世界の中央銀行、為替ブローカーが中心です。


この市場は一般的にインターバンク市場と呼ばれています。この市場で参加者は一日100兆円以上の通貨の売買を行います。この取引の中で通貨の需給関係に応じて為替レートが決まります。


この為替を動かす要因には、景気動向・米国の景気・戦争や紛争・原油価格・米国の利上げ等があります。要因はまだまだ山のようにあります。これらの要因が複雑に絡まって為替レートを動かしますから、為替レートを当てることは大変難しいことです。