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MT5(メタトレーダー5)はMT4より使える?


【メタトレーダーの使い方】

5.MT5(メタトレーダー5)はMT4より使える?

MT5「Meta Trader5」は、メタトレーダー4(MT4)の次世代新バージョンという位置付けで2011年にリリースされました。

MT4は、日本人トレーダーにも人気のあるスタンダードなソフトウェアです。



新しいバージョンのソフトウェアが出たということになれば、気になるのは前バージョンとの違いがどこにあるか、使い勝手は良くなったか、という点になるかと思います。

実は、現状のMT5は、お世辞にも使い勝手が良いとは言えません。

なぜかというと、MT5はリリース間もないため、その活用ノウハウの蓄積や、便利な追加プログラムの開発が十分ではなく、充分こなれたMT4に比べると見劣りしてしまいます。

MT5の特徴ですが、MT4と比較するかたちで、見てみましょう。


 

MT5の良いところ


▲ MT4のタイムフレームは以下の9段階です。

M1(1分足)
M5(5分足)
M15(15分足)
M30(30分足)
H1(1時間足)
H4(4時間足)
D1(1時間足)
W1(週足)
MN(月足)

MT5では、上記に加えて

M2(2分足)
8H(8時間足)

が追加されました。これで、より細やかに、トレーディングに対応できるようになったと言えるでしょう。

▲ ナビゲーターウィンドウにフォルダ追加の機能が加わりました。インジケーターを整理整頓する際に、手間が省けるようになりました。これは大きな改善点だと言えるでしょう。


 

MT5のイマイチなところ


▼ MT4と比べると、MT5はメモリの消費が増加した(=重くなった)。この一点のみで十分かもしれません(笑)

▼ ストラテジーテスターをサポートしておらず、カスタマイズしたトレード手法に対して、バックテストができない。

▼ 売値、買値を表す「Bid」や「Ask」のような予約変数が使えなくなった。重要ですね。

▼ フィボナッチ・リトレースメントのライン表示に関する位置変更。慣れてしまえば問題はないはずですが、既存のMT4ユーザーにとっては、多少使いにくくなった。

▼ インジケーターやエキスパートアドバイザーなどのMT4のレガシーが利用できない。 *.MQ4ファイルから*.EX4ファイルへのコンパイル作業に要する時間が増加した。これは、かなりストレスフルな事態だと思われます。

▼ チャート上の4本値を表すOpen[0], High[0], Low[0], Close[0]が使えない。

▼ 取ったポジションが通貨ペア毎に合算されるようになりました。両建てすると自動的に決済されてしまいます。また、ポジションが追加されても、個別に扱うことができません。 つまり、売買システムのポジションの取り扱いに関して、MT4と互換性がありません。これは、乗り換えを考えるユーザーにとってはかなり致命的でしょう。

以上の理由のため現時点では、MT5を積極的に推奨する理由はないようです。

ただ、ソフトウェアはリリースされた後、アプリやプログラムが追加で開発され、利便性を増していきます。

MT5もいずれは業界のスタンダードな存在になっていくでしょう。そしてその時には、MT4からの移行もスムーズになっているに違いありません。

MT5の真価を見極めるには、時期尚早です。もう少し時間が経てば、状況は大きく変わってくると思われます


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